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メッセージ

教育現場の皆様へ

鈴木寛 (前)文部科学副大臣 鈴木寛

文科省政策創造エンジン「熟議カケアイ」にご参加いただきありがとうございます。

私はこれまで、コミュニティスクール構想という形で、現場に近い人たちが議論を重ねて、その地域により良い教育を生み出していくことが最も大切だと提案させていただいてまいりました。

これからの子どもたち、そしてこれからの教育を議論し、教育政策を作り上げていく上で、私は、現場の方々の声がとても大事だと思っています。

たとえば、ある小学校にいるAくん、Bさん、Cさんのことを一番知っていらっしゃるのは、まさに現場の教職員、保護者、地域の方々です。

教育に課題があるということで、文部科学省を中心に「教育改革」を進めていますが、我々は、Aくん、Bさん、Cさんそれぞれに、どのような学びの環境が求められているか、具体的に知ることは難しいのです。

私は、日本の教育に、全ての現場を理解している「専門家」というのはいない、という問題意識をいつも持っています。
子どもたちのことを一番知っているのは現場の皆様なのです。

こうした現場の皆様が主役となって、これからの教育、教育政策を議論して頂く場が必要と考え、Webサイト「熟議カケアイ」をキックオフいたしました。

私は、対面でお会いしての熟議をしっかり行っていくことが何より大切だと考えています。しかし、お忙しい中、誰でも、大事な時間をつなぎ合わせて参加いただける方法として、インターネットも活用したいと思います。夜や朝の少しの時間、そして子どもたちと触れあう中で、感動や想いが浮かんだときに、ぜひ「熟議カケアイ」に知恵や情報を投げかけてください。

「熟議カケアイ」は、今までに例のない、まったく新しい政策形成の取組です。取り組む中で、困難や改善を要する点が出てくるかもしれません。一生懸命議論するなかで、時には激しい議論があるかもしれません。

しかし、私は思います。大人たちが、子どもたちのために、少しでも良い学校づくり、地域づくりをしようと真剣に議論し行動していく、その背中を見せていくことが、子どもたちに対して最も心に響く取組であり、これからの子どもたちのための教育政策を描く上で欠かせない議論となるでしょう。

この「熟議カケアイ」をご一緒に育てていただき、ここから、現場の皆様の想いを受け止めた、温かみのある教育政策を生み出していく。そして、より良い教育現場への想いを共有する仲間のネットワークが全国各地へ広がっていくことを強く信じています。

「熟議カケアイ」で、ご一緒に「本音」の政策議論を始めましょう。

鈴木 寛